HOME ≫ 技術情報

SPGとは

 SPG(Shirasu Porous Glass)は、「シラス多孔質ガラス」の略です。
 1981年、宮崎県(宮崎県工業技術センター)が南九州に広く堆積している火山灰シラスを主原料にした多孔質ガラスを開発しました。SPGは、ミクロンサイズの均一な細孔を無数に有し、その細孔径をナノ単位からミクロン単位の広い範囲で設計することができることから、機能性ガラスとして応用できます。

SPG膜乳化【直接膜乳化法】とは

 SPG膜乳化とは、SPG膜を介して、分散相液をある一定圧力で押し出すことにより、押し出される側をゆっくり流れている連続相液中に、均一な粒子として次々に分散させる乳化法です。特にこの方法は【直接膜乳化法】と呼ばれ、SPG細孔径の3〜4倍の粒子径を生成することができます。
<参考> で、SPG膜乳化風景(動画)を配信中です。

W/O/Wエマルションとは

 水(W)滴粒子を内部に閉じこめた油(O)滴粒子が水(W)中に分散しているダブルエマルションで、水中油中水型エマルションともいいます。SPG膜乳化により、粒径が均一で封入率の高いW/O/Wエマルションができます。
<参考> で、W/O/W調製イメージ動画を配信中です。

W/O/Wエマルションカプセル製剤による肝動注治療研究

 肝癌の治療法の一種である肝動脈薬物投与療法では、水溶性の抗がん剤等を投与しますが、抗がん剤が全身に広がるため、癌組織以外の正常組織にも影響が出て、副作用が生じる問題があります。この問題点を克服するために水溶性抗がん剤のカプセル化、癌組織に抗がん剤を選択的に集積させるターゲティング化、効果向上の為の粒子径の精密制御(均一化設計)、の実現が期待されていました。

SPGミキサー(2液混合)の応用実験

 本システムの乳化原理は、SPGポンピングコネクターの”繰り返し透過膜乳化混合”と同じです。SPG膜モジュールを用いて、配管上に設けることによりオンラインで均一エマルションの生成が可能です。
[P.1/3]