東京大や慶応大などの研究チームが、サルの子宮をいったん体外に出した後、移植し、再び体内で働かせることに成功した。サルで実験を重ね、将来は先天的に子宮がない女性や、がんで子宮摘出した女性も出産できるよう人での子宮移植を目指すという。
研究チームは、今年1〜2月、カニクイザル2匹を開腹して子宮を取りだし、約2時間後に元のサルにそれぞれ移植した。1匹は現在も元気で、移植後すでに2回、月経があり、子宮が機能していることが確認できた。もう1匹は移植の翌日、死んだ。
カニクイザルは体重3.5キロと小さいため、子宮周辺の細い血管を結合する手術が難しかったが、最近開発された髪の毛の50分の1〜30分の1の細い手術針を使い、血管の結合に成功した。今後、子宮を移植したサルに体外受精させて胎児が育つか検討するほか、他のサルの子宮を移植できるかどうかなども調べるそうだ。
人の子宮移植は、サウジアラビアで2002年に例があるが、血管の結合部に血栓ができ移植した子宮が機能しなくなったという。
今回の研究で、初めて霊長類で成功したことで、人間への応用の可能性がでてきたと言える。
研究チームは、今年1〜2月、カニクイザル2匹を開腹して子宮を取りだし、約2時間後に元のサルにそれぞれ移植した。1匹は現在も元気で、移植後すでに2回、月経があり、子宮が機能していることが確認できた。もう1匹は移植の翌日、死んだ。
カニクイザルは体重3.5キロと小さいため、子宮周辺の細い血管を結合する手術が難しかったが、最近開発された髪の毛の50分の1〜30分の1の細い手術針を使い、血管の結合に成功した。今後、子宮を移植したサルに体外受精させて胎児が育つか検討するほか、他のサルの子宮を移植できるかどうかなども調べるそうだ。
人の子宮移植は、サウジアラビアで2002年に例があるが、血管の結合部に血栓ができ移植した子宮が機能しなくなったという。
今回の研究で、初めて霊長類で成功したことで、人間への応用の可能性がでてきたと言える。
人は、腸管下部にその人独自の友好的なウイルス(friendly viruses)と呼べる集合体を有することが、新しい研究によって示された。
米ワシントン大学医学部ゲノム科学・システム生物学センターは、女性の一卵性双生児とその母親を対象とした研究で、一卵性双生児であっても腸管下部にそれぞれ異なるウイルスの“指紋fingerprint”があることを発見した。また、ウイルスの80%以上はこれまで発見されていなかった新しいものであった。
研究によれば、これらの友好的なウイルスは、自身では消化できない特定の食事の成分の消化を助けるなど多くの便益をもたらす腸内細菌の活動に影響を及ぼすと考えられた。さらに、ウイルスは疾患に立ち向かったり、治療後の回復に関与しており、消化管内の微生物叢の全体的な健康の指標として機能する可能性もあるという。
米ワシントン大学医学部ゲノム科学・システム生物学センターは、女性の一卵性双生児とその母親を対象とした研究で、一卵性双生児であっても腸管下部にそれぞれ異なるウイルスの“指紋fingerprint”があることを発見した。また、ウイルスの80%以上はこれまで発見されていなかった新しいものであった。
研究によれば、これらの友好的なウイルスは、自身では消化できない特定の食事の成分の消化を助けるなど多くの便益をもたらす腸内細菌の活動に影響を及ぼすと考えられた。さらに、ウイルスは疾患に立ち向かったり、治療後の回復に関与しており、消化管内の微生物叢の全体的な健康の指標として機能する可能性もあるという。
1984年に作成されて以来、25年間で初めて改定されることになるアルツハイマー病診断基準の草案が、米ホノルルで開催されたアルツハイマー協会アルツハイマー病国際会議で発表された。
初期段階のアルツハイマー病の同定方法の開発は、この疾患の早期診断には必須であり、新しい治療法につながる可能性がある。
診断基準を改定する理由の1つには、アルツハイマー病は症状が出現する何年も前に始まるという新しい理解であり、疾患の同定が早いほど、その発現を遅らせる可能性が高まるという。アルツハイマー病の同定方法には、遺伝子解析、PETやMRIスキャン、β(ベータ)アミロイド代謝異常、脳脊髄液に認められるタウ蛋白などのバイオマーカーがある。また、アルツハイマー病とレビー小体型など他のタイプの認知症との相違に対する理解も進んでいる。
今回の改定案では、症状が出現する前のアルツハイマー病同定に有用な前臨床段階の疾患、アルツハイマー病の最初の徴候である軽度の認知障害を考慮に入れるとともに、診断に役立つ可能性のある推奨されている特定のバイオマーカーについて検討している。
アルツハイマー病の診断には除外診断法が用いられてきたが、今回の新しい診断基準は、初期のアルツハイマー病に感受性を示すバイオマーカーが実際にあるという事実に基づいたものである。
初期段階のアルツハイマー病の同定方法の開発は、この疾患の早期診断には必須であり、新しい治療法につながる可能性がある。
診断基準を改定する理由の1つには、アルツハイマー病は症状が出現する何年も前に始まるという新しい理解であり、疾患の同定が早いほど、その発現を遅らせる可能性が高まるという。アルツハイマー病の同定方法には、遺伝子解析、PETやMRIスキャン、β(ベータ)アミロイド代謝異常、脳脊髄液に認められるタウ蛋白などのバイオマーカーがある。また、アルツハイマー病とレビー小体型など他のタイプの認知症との相違に対する理解も進んでいる。
今回の改定案では、症状が出現する前のアルツハイマー病同定に有用な前臨床段階の疾患、アルツハイマー病の最初の徴候である軽度の認知障害を考慮に入れるとともに、診断に役立つ可能性のある推奨されている特定のバイオマーカーについて検討している。
アルツハイマー病の診断には除外診断法が用いられてきたが、今回の新しい診断基準は、初期のアルツハイマー病に感受性を示すバイオマーカーが実際にあるという事実に基づいたものである。
暑さが続くこの時期、あせもに悩まされるのは子供だけではない。生活環境の変化で、近頃は大人のあせもも増えているという。あせもは大量の発汗によって汗腺が詰まり、炎症を起こす症状をいう。大人にも増えている背景には、クールビズでオフィスの温度が高めに設定されていることなどがあるとみられる。
今年は特に、かゆみや炎症を抑えるクリームなど、あせもケア商品の売れ行きが好調なようだ。あせもケア用品はほかにも、スプレーやローションなど様々なタイプが出ている。ただ、効果の面では大きく分けて〈1〉主に初期症状向けでかゆみ・炎症を抑える〈2〉粉状の成分(酸化亜鉛)入りで患部を乾かして治す、の二つに分類できる。
あせもができやすい個所は、男性はワイシャツの首まわりやベルトをしている腰、女性は下着やストッキングが当たる部分など。手でかくと症状が悪化する。かゆみ止め成分の入った市販薬を塗り、かかないようにすれば、数日から1週間で治る。予防策としては、通気性の良い服装で、汗をこまめにふき取るのが一番。
今年は特に、かゆみや炎症を抑えるクリームなど、あせもケア商品の売れ行きが好調なようだ。あせもケア用品はほかにも、スプレーやローションなど様々なタイプが出ている。ただ、効果の面では大きく分けて〈1〉主に初期症状向けでかゆみ・炎症を抑える〈2〉粉状の成分(酸化亜鉛)入りで患部を乾かして治す、の二つに分類できる。
あせもができやすい個所は、男性はワイシャツの首まわりやベルトをしている腰、女性は下着やストッキングが当たる部分など。手でかくと症状が悪化する。かゆみ止め成分の入った市販薬を塗り、かかないようにすれば、数日から1週間で治る。予防策としては、通気性の良い服装で、汗をこまめにふき取るのが一番。
ハーバード大学の研究で、妊娠中のストレスが出生児の喘息リスクを高める可能性があることがわかった。
以前の研究では妊娠中の母親のストレスが胎児の免疫系の発達に影響する可能性が示唆されていた。
今回の研究では、ストレスの多い環境下にいる母親から生まれた乳児と、ストレスの低い母親から生まれた乳児の臍帯血中の免疫機能マーカーが比較検討された。
被験者は、都市部在住の妊婦で、そのうち20%が法定貧困レベルを下回っており、父親ないし妊娠中の母親に喘息またはアレルギーの既往歴があった。家庭(家庭内暴力を含む)、地域(コミュニティーの暴力)での生活におけるさまざまなストレス因子について詳細に質問し、557家族から回答が得られた。
研究では、出産時に採取した臍帯血から免疫細胞を分離して、多数の因子(粉塵、ゴキブリなどアレルギー源、ウイルス性および細菌性刺激物質)で刺激し、さまざまなサイトカインの産生を分析した。これは、環境に対して乳児の免疫がどのように反応するかの指標となる。
その結果、所定の刺激物質に対するサイトカインの放出パターンは、母親のストレスレベル(自己報告)によって異なることが示唆された。
ストレスの高い母親の胎盤で認められたサイトカインの産生パターンにより、出生児の免疫機能が確認できるが、胎児が成長すれば,喘息とアレルギーの発症リスクのマーカーとなるかもしれない。
今回の研究の結果は、母親の心理的ストレスが児の免疫反応プログラミングに関与していることと、この影響が妊娠中から始まっていることを示唆している。
今回検討した乳児が成長すれば、これらの因子が喘息とアレルギー発症にどのように関与しているか確認することができるだろう。
以前の研究では妊娠中の母親のストレスが胎児の免疫系の発達に影響する可能性が示唆されていた。
今回の研究では、ストレスの多い環境下にいる母親から生まれた乳児と、ストレスの低い母親から生まれた乳児の臍帯血中の免疫機能マーカーが比較検討された。
被験者は、都市部在住の妊婦で、そのうち20%が法定貧困レベルを下回っており、父親ないし妊娠中の母親に喘息またはアレルギーの既往歴があった。家庭(家庭内暴力を含む)、地域(コミュニティーの暴力)での生活におけるさまざまなストレス因子について詳細に質問し、557家族から回答が得られた。
研究では、出産時に採取した臍帯血から免疫細胞を分離して、多数の因子(粉塵、ゴキブリなどアレルギー源、ウイルス性および細菌性刺激物質)で刺激し、さまざまなサイトカインの産生を分析した。これは、環境に対して乳児の免疫がどのように反応するかの指標となる。
その結果、所定の刺激物質に対するサイトカインの放出パターンは、母親のストレスレベル(自己報告)によって異なることが示唆された。
ストレスの高い母親の胎盤で認められたサイトカインの産生パターンにより、出生児の免疫機能が確認できるが、胎児が成長すれば,喘息とアレルギーの発症リスクのマーカーとなるかもしれない。
今回の研究の結果は、母親の心理的ストレスが児の免疫反応プログラミングに関与していることと、この影響が妊娠中から始まっていることを示唆している。
今回検討した乳児が成長すれば、これらの因子が喘息とアレルギー発症にどのように関与しているか確認することができるだろう。
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